カードローンの返済方式はいろいろある
カードローンで借りたお金は毎月の支払いで返済することになりますが、月々いくら支払うのかは返済方式によって決まってきます。
大手カードローン(キャッシング)の主な返済方式は「残高スライドリボルビング」と「定率リボルビング」の2つです。
名前だけではなんのことか全然分かりませんので、それぞれについて説明してきます。
残高スライドリボルビング方式
現在多くのカードローンで採用されている方式です。
借入残高に応じて返済額が変動します。
借入残高が多いと返済額が増え、返済が進み残高が少なくなってくると返済額も減る仕組みです。
例えば、次の表のような感じです。
借り入れ残高 | 月々の返済額 |
---|---|
10万円以下 | 5,000円 |
30万円以下 | 10,000円 |
50万円以下 | 15,000円 |
80万円以下 | 20,000円 |
100万円以下 | 25,000円 |
このケースで30万円借りた場合、最初のうちは10,000円返済していきますが、借り入れ残高が10万円以下になったら返済額は5,000円に変わります。
また、追加で借り入れをして残高が15万円になったというときは返済額は10,000円に増えます。
借入残高に対する月々の返済額は、各カードローンによって決められています。
定率リボルビング方式
大手ですとアコムが採用している方式です。
借入残高に対する一定の割合が月々の返済額になります。
(アコムの一例)
一定の割合が4.2%、実質年率18.0%で10万円借り入れのケースは次の通りです。
10万円×4.2%=4,200円
千円未満は切り上げとなり、返済金額は5,000円となります。
支払いが進めば残高が減るので返済金額は変わります。
この一定の割合は、各カードローンの契約で決められています。
リボルビング方式の注意点
どちらもリボルビング方式(残高に対して決められた額を支払う方式)です。
リボルビング方式は、利用者にとって無理のない返済方式と言われていますが、一方で、月々の返済額が抑えられているだけに支払いが長期化しがちです。
決められた返済額より多く返済できる「追加返済」ができる場合は積極的に返済することで、最終的に支払う利息を減らすことができます。